ウユニ湖は有名だけど…

まるで一面鏡で空を映したような幻想的な風景。
これは、アルゼンチンにある塩原(えんげん)、「サリーナス・グランデス」で撮られた写真です。
こういった景色が見られる場所として有名なのがボリビアにある「ウユニ塩湖」ですが、サリーナス・グランデスはそれに勝るとも劣らぬ美しさを誇ります。
ウユニ塩湖に比べて知名度が低くあまり有名でないため、知る人ぞ知る穴場スポット。
今回はサリーナス・グランデスについて紹介します。
サリーナス・グランデスとは…

サリーナス・グランデスは、アルゼンチンの中央部にある「コルドバ山脈」のふもとにある広大な塩原です。
標高170mの場所に位置し、海抜は3,450m。
山のふもとだけあって、かなり地上から高い場所に存在しています。
面積は6000k㎡と非常に広く、遠くに見える山々以外は視界を遮るものがありません。
こうした塩原(塩湖)は元々海底にあったといわれています。
地殻変動によって山脈が隆起し地上に現れ、その時に海水が取り残されたのだとか。
そのため塩分濃度が高く、強い日差しで水分が蒸発して広大な塩の地ができあがったそうです。
観光するには…

サリーナス・グランデスへは、観光ツアーで訪れるがおすすめ。
近隣の州で申し込むことができます。
ウユニ塩湖のように観光地としてまだ有名でないため、サリーナス・グランデスへの道は舗装されていません。車が苦手な人は酔い止めが必須!
また、標高が高い場所にあるので日差しが非常に強いです。日焼け止めなど紫外線対策をしっかりしておきましょう。
サリーナス・グランデスは4月~11月までが乾期で、12月~3月までが雨季です。
乾期には塩で一面真っ白になった光景を楽しむことができ、雨季には薄く雨が張った鏡のような風景を見ることができます。
時期によって見せる顔は違うものの、どちらも絶景なことに変わりはありません。
有名になる前に一度は訪れておきたい、隠れた名所です。