21世紀あれこれ雑学TRIVIA

国語2017/05/15

「おじゃんになる」の「おじゃん」って一体なに?日本語の由来

おじゃんになる=計画がパーだ!

予定していた計画が失敗したり、ボツになったりした時に「おじゃんになった!」と言うことがあります。

「おじゃんになる」とは物事が白紙になる、台無しになるという意味。
今でこそネガティブな意味合いで使われるこの言葉ですが、元々は単純に「終わり」を表現するものでした。

さて、この「おじゃん」ですが、そもそも何のことを指すのでしょうか?
今回は「おじゃん」という日本語の由来を探っていきます。

「じゃん」=鐘の音?

「おじゃん」の正体については諸説あるものの、一番有力なのが江戸時代の火消したちが鳴らしていた「半鐘(はんしょう)」という鐘の音。

江戸時代はとにかく火事が多く、火消しという現代の消防士のような人々が活躍していました。

火消したちは火事が起きると、半鐘を鳴らす回数で火事の方角を知らせていたそうです。
半鐘は鳴らすと「じゃんじゃんじゃん」と音がしたのだとか。

そして、毎度鎮火すると半鐘を「じゃん」と一回だけ鳴らしたそう。

「おじゃん」=終わりの合図

『火事と喧嘩は江戸の華』なんていう言葉があるように、江戸時代の人々は火事が起きると野次馬になってそのゆくえを見守っていました。

そうした人々にとって、火消しが慣らす半鐘の「じゃん」という音は、火事が終わったことを知らせるものでした。
そこから、「おじゃん」は「終わり」という意味の言葉として伝わったそうです。

「おじゃん」に「失敗」や「台無し」という要素が加わった時期は定かではないものの、終わりを示すニュアンスは現代でも残っていますね。

「おじゃん」と口に出してみると、確かに少し鐘の音のような響きがします。
100年以上前の日本語が今も使われているなんて、おもしろいですね。

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