
毎年多くの人が季節の変わり目に直面する「何を着たらいいかわからない」という悩み。
だいたいの場合、この悩みは春と秋に集中します。
朝晩は冷え込むのに日中は汗ばむような陽気というのに加え、季節感やトレンド感もプラスするとなると、いったい何を着たらいいのやら……。
特に普段から私服で通勤・通学している人にとっては切実な問題です。
制服のある学生さんや、普段はスーツや作業着という人も、休日になればこの問題を避けて通れないはず。むしろオフタイムの着こなしによっては、オンタイムの評価が台無しになる恐れもあるのです。私服、侮るなかれ。
ということで今回はこの厄介なお悩みへの対処法として、衣替えのコツとタイミングを伝授したいと思います。
これで明日からの服選びが少しは楽になる……かも?
天気予報を味方につけろ!

季節の変わり目は天候が不安定になりがち。
朝晩と日中の気温差はもちろん、急な雨や落雷、強風などに見舞われることもあります。
朝の寒さに合わせてニットを着て出かけたら日中汗だく、予期せぬ雨で革のブーツがずぶ濡れなど、装いの選択を間違えると外出先で後悔することになりかねません。
この手の失敗を防ぐには、天気予報をしっかり見るのが一番です。
それも重要なのは、気温よりも「湿度と風の強さ」。たとえば今日の天気が「晴れ・25℃」だとしても、湿度が高ければ予想気温以上に蒸し暑くなりますし、時間の経過とともに雨の確率も上がります。また風の強さによっては体感温度が急変することも。
最近の天気予報は驚くほど精度が上がり、時間ごとの変化の確認やピンポイント予測も可能になりました。
マメな天気チェックはおしゃれ上手の第一歩。一日を通して気温、湿度、風の強さがどう変化するかに注目し、陽気に合わせた装いを心がけましょう。
どこか1点に季節を取り入れる

暑いか寒いかだけに気を配っていると、快適ではあっても季節感やトレンドからは遠ざかってしまいがち。
このジレンマを解決するのに有効な方法は、「どこか1点だけでいいから季節感を反映させたアイテムを取り入れる」ことです。
素材や色を季節に合わせたものにするだけで、見た目の印象は大きく変化します。特に帽子やバッグ、靴などの小物類は、手軽さや効果の面からいってもオススメ。
スニーカーをブーツに、キャップをニット帽に変えるだけで、ぐっと秋冬の装い感が出るものです。ぜひお試しあれ。
秋にしかできないおしゃれを楽しもう

夏の暑さや冬の寒さは記憶にも体感にも印象強く、実際の暦よりも長く感じるものです。
それにくらべ、春や秋といった中間の季節は実にあっという間。着るものに悩んでいるうちに、すぐ次の季節がやってきてしまいます。
本来この時期は1年の中でももっとも過ごしやすく、さまざまなおしゃれを楽しめる季節。
せっかくなら着るもので困って悩むより、楽しんで悩む方がいいですよね。
お天気チェックとアイテムの工夫で、短い季節にしかできないおしゃれを満喫してください!