世界で2番目に透明な湖、北海道の摩周湖

摩周湖(ましゅうこ)とは、北海道の東側「阿寒(あかん)国立公園」にある湖です。
たんちょう釧路空港から、釧路湿原の西側を90km北上した場所にあります。
面積は約19㎢。これは日本の湖の中で20番目の大きさで、東京ドーム約412個分になります。
釧路湿原と比較的近いことから(と言っても90kmですが…)よく一緒にツアーを組まれます。
摩周湖は世界で2番目に水が透明な湖とされていて、その透明度は19m離れた水底が見えるほどと言われています。ちなみに1番はロシアのバイカル湖だそう。
そのクリアな美しさから、2001年には北海道遺産に認定されました。
現在摩周湖は釧路湿原と並び北海道の観光名所として人気で、摩周湖周辺のホテルは観光客でにぎわっています。
ところで、厳密にいえば摩周湖は湖じゃないって、知っていますか?
今回は摩周湖が湖じゃない理由をご紹介します。
摩周湖は湖じゃない?理由は「湖」の定義にあった

日本では、次の2つの条件を満たしているものを「湖」だと定めています。
(1)海や河川などの水源があるもの(by国土交通省)
(2)なおかつ、四方に樹木が存在している(by農林水産省)
摩周湖はこの2つの条件を満たしていないため、国土交通省的にも、また農林水産省的にも「湖」として認められていないのだとか。
じゃあ何なんだ!という話になりますよね。
一番よく言われるのは、「大きめの池」です、池。
「大きめ」なんてもんじゃないですが…。
とはいえ、湖は皆が湖と言っていれば湖なんだ!という意見もありますし、現に摩周「湖」と付いているので、今後も摩周湖は湖、と考えて問題ないでしょう。
摩周湖の話題になったときに、「あれって実は湖じゃないって知ってた?」とドヤ顔で解説しちゃいましょう!