フェイクニュースとは?

ここ1年くらい、世界中をにぎわせている「フェイクニュース」。
フェイクニュースとは、その名の通り「嘘や偽の情報」のことです。
主にインターネット上に投稿、掲載され、SNSなどのシェア機能を使って拡散されます。
昨年には、アメリカ大統領選においてトランプ氏の対抗馬であり候補者のヒラリー・クリントン氏に対するさまざまなフェイクニュースが飛び交い、選挙に影響を及ぼしました。
今回は、私たちの生活にも大いに関係する「フェイクニュース」について見ていきましょう。
フェイクニュースはなぜ生まれる?

フェイクニュースは、明確な意図をもって生み出されます。
その目的はさまざまですが、個人や団体、人種など特定の対象の評判を下げたり、対象が誹謗中傷されるよう誘導する内容が多くを占めます。
例えば、アメリカ大統領選挙中だった昨年11月、候補者であるヒラリー氏が重病にかかっているというフェイクニュースが拡散されました。
これはアメリカ国民に「体調に問題がある人は大統領にふさわしくない=ヒラリー氏は大統領に不適格」と思わせることを目的として作られたものです。
トランプ氏にとっては渡りに船です。
このように、一見真実を装ったフェイクニュースは信じ込まれやすく、幅広い層に浸透しやすいことから、政治などのプロパガンダ(洗脳)に利用されやすいという危険をはらんでいます。
私たちも「加害者」になりうる

フェイクニュースは、インターネットという私たちの生活に深く関わっている媒体を通して流されます。
主にSNSを使って拡散されるため、シェアボタンを1回押すだけで私たちもフェイクニュースを流す側(=加害者)になりうるという危険があります。
フェイクニュースの広がりに加担しないためには、まずその情報が本当か嘘か、きちんと見極めることが大切です。
そして、真偽のあやふやなニュースは安易に拡散しないことです。
本当も嘘も、ありとあらゆる情報がごちゃまぜに流れてくるインターネット。
今後も増えていくであろうフェイクニュースに簡単にだまされないよう、気を付けたいものです。