夏といえば海。海といえばビキニ

7月に入り、真夏日が続きます。
こう暑い日ばかりだと、海に行きたくなりますよね。
海といえばビキニ。流行のおしゃれな水着を着ると、気分も上がります。
ところで皆さんは、毎年7月5日が「ビキニの日」だということをご存知ですか
今から約70年前の1946年7月5日、フランス人ファッションデザイナーのルイ・レアールが世界で初めて2ピースの水着、「ビキニ」を発表しました。
その出来事にちなんでできたのが「ビキニの日」なのです。
しかし、そもそもなぜ「ビキニ」という名前がついたのでしょうか
今回は、そんなビキニの由来をご紹介します。
ビキニ諸島で行われた原爆実験がきっかけ

「ビキニ」命名のきっかけは、1946年7月1日に太平洋のビキニ諸島で行われた原爆実験にあります。
当時、露出度の高いツーピースの水着は人々に衝撃を与えました。
ルイ・レアールはその衝撃を原爆実験に例えて、環礁の名前である「ビキニ」と命名したのです。
マーシャル諸島にあるビキニ環礁では、1958年までに計67回もの原爆、水爆実験が行われました。
付近は現在も高い放射線量を記録し、人が住める状態になっていません。
華やかなビキニの裏にある、戦争の歴史

青い海と華やかなビキニは、平和の象徴のように思えます。
その名前の由来に、戦争と深く関わっている原爆があるなんて驚きですね。
7月17日は「海の日」です。
戦火の不安なく海水浴を楽しめる平和に、感謝したいですね。